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SUHARA式

クリル(CLIL)教育とは!

2022年度 新小学1~3年生教室 スタート!!

『イマ―ジョン教育』は、ネイティブが科目教育をするのに対して、『クリル教育』は非ネイティブが語学教育(英語)と科目教育(算数・数学)の両方をするものです。CLILとはContent and Language Integrated Learningの頭文字をとったもので、『内容言語統合型学習』と訳されています。このような理論の存在を知らず、私は英語で算数や数学を教えることができれば楽しいだろうと考えてやり始めたことでした。

ただ、10年前にはその教材すら中々見当たりませんでした。海外に出かけたときに書店をめぐり、英文で書かれた算数・数学の教材を集め、その式などをどのように英語では読むのか、その勉強から始めなければならない状況でした。そして、どのように指導すると生徒が理解しやすく楽しく学べるのか、準備と指導の試行錯誤の連続でした。その都度、国際教育学会や日本クリル教育学会などで、指導の様子や効果などを発表し、日本クリル教育学会では『須原先生がやっておられるご指導は、まさにクリル教育そのものです』というお墨付きをいただき、現在では自信を持って指導できるところまでになっています。

サンプルにあります『SUHARA式』テキストとは、左側のページに日本語を右側のページに内容が全く同じ英文を、見開き2ページに合わせただけのものです。私のオリジナルアイデアとして『SUHARA式』と名付けました。啓林館からは自塾での使用許可をいただいています。この『SUHARA式』テキストの特徴は、恐らくこれまでになかった画期的な教科書で、左のページに日本語があることから、教える者も教えられる生徒も安心して使える教科書です。これからのグローバル教育に求められる教科書の一つになるのではないでしょうか。従来の英語のテキストが、日本語から英語への思考過程だけだったのに対して、馴染みのある世界共通の数式や図形によって、英語の意味するところを推測でき、英語から日本語への思考過程が加わり、生徒の多くが英語を身近に感じるのです。また、学校の先生方のお話によれば、来日している留学生の数学指導にも役立つという、予想外の効果も出ています。

この10年間、小学4年生から中学3年生にクリル教育を取り入れた指導をしてきました。私は時々、『難しくはないか?』と質問しますが、生徒諸君は『英語で算数・数学を学ぶことが楽しい!』と、返事をしてくれます。私自身も楽しくて面白い、大変やりがいのある授業です。そこで、私はこの経験を活かし、2022年度からは小学1年生から毎週1時間『英語で算数』を楽しく教えてみたいと思っています。5~6年経過した時に、その子らがどれくらい英語で算数を理解できているのか、中学生になった時に英語で数学を今以上に理解できているのではないかなど、私は期待を込めて、それを自分の目で確かめたいと考えています。                   (2022年2月8日)


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